水銀混入で清掃工場停止〜問われる分別の在り方
6月から7月にかけて、23区内の4清掃工場に、
水銀混入ゴミが持ち込まれ、操業停止に追い込まれました。
とりわけ、足立清掃工場では、触媒等の交換を迫られ、
2億8千万円かかることとなりました。
原因物質としては水銀を含む血圧計等が可燃ゴミに相次いで持ち込まれたとみられます。
背景として、サーマルリサイクルということで、
プラスティックゴミが可燃ゴミに区分けされ燃やされることになって、
分別の混乱が生じていることはないか、懸念されるところです。
また、目黒区をはじめとして過半数の区は、その後、
廃プラスティックを資源として回収して燃やさないことになりましたが、
このことを行ってない区では、より混乱しているのではとの懸念もあり、
改善が求められています。
なお、停止した4工場のなかに、
隣接した世田谷区千歳工場もあり、世田谷では、
資源分別を行わず、そうしたゴミが目黒の清掃工場にも持ち込まれます。
2010.10.20