プラスチック製品に有害重金属

 かねて指摘されてきたところですが、プラスチック製品には、加工段階で、さまざまな有害重金属が含まれていますが、
このたび、23区清掃一部事務組合の検査からもそのことが明らかになりました。
4月23日付けホームページに掲載されたところによれば、例えば、可燃ゴミにだされるプラスチック製メガネ、
マグネット付き小物立て、ヘアブラシ、カセットテープ、ゴム手袋、歯ブラシ等101品目から、
高い濃度でさまざまな重金属が検出されたことが明らかになっています。


 検出された重金属とはイタイイタイ病を引き起こしたカドミウム水俣病を引き起こした水銀、
子どもの発達障害の原因の一つといわれる鉛、発癌物質といわれる六化クロム、猛毒で有名な砒素、
さらに、亜鉛、リチウム、セレン等で、恐るべきことです。


 サーマルリサイクルと称してこれを燃やすことになりましたが、清掃一部事務組合では、高度な処理設備で、
捕集、除去等適性に処理しているので、実証確認でも、安全基準を下回っているとしています。


 しかし、生ゴミと混燃したとき、含有重金属が、焼却にどの程度影響を与えるかの判断は、いまだできていません。

そもそも、実証確認データは、4時間だけの測定で、実態を反映したものとはいえません。



2008.10/13