目黒区、廃プラスチック資源化回収に踏み切る 〜周辺区から可燃ゴミとして流入〜
目黒区は、サーマルリサイクルの問題が指摘されるなか、廃プラスチック製品については、資源として回収し、
工場で燃やさないことになりました。
しかし、サーマルリサイクルの実施のみを進める周辺区からは、プラスチック製品が可燃ゴミに大量に流れ込んで、
目黒の清掃工場にも持ち込まれます。
プラスチックゴミの比率が増すと、重金属の排出の危険があるだけでなく、燃焼温度があがり、
工場の炉壁を傷めかねないため、水をかけるなどの対応を迫られる場合があることが明らかとなっています。
この場合、焼却温度が、水をまいて下がりすぎれば、ダイオキシンの発生の危険が生じます。
こうした、複雑で、危険に満ちた過程は、自動運転に任せられない事態を招くと思われます。
当面、資源化に踏み切らないで、危険なプラスチック大量焼却へ進むいくつかの区に、猛省を促し、
対応の是正を強く求めていく必要があります。
2008.10/13