あなたが裁判員に? 〜目黒区から845人の候補者が裁判所に〜

 裁判員制度が、来年度から実施となることとなり、目黒区民からも候補者がでることとなっています。


 司法改革をめぐる議論のなかで、新自由主義規制緩和を進める自民党は、国民に自己責任を求める議論を展開し、

弁護士会は、日本の刑事裁判の現状への批判から陪審員制度を求めていました。


 結果として、今回の裁判員制度となりましたが、国民への押し付けなのか、国民参加の前進なのか評価が分かれていますが、
現状は、理解が行き届いておらず、できれば裁判員になりたくない人が多く、条件は整っているといえるのか疑問です。


 裁判員制度は、死刑、無期、禁固にあたる、または犯罪で被害者を死亡させた社会的に関心の強い重大な事件を、
裁判官三人と裁判員六人で、有罪か無罪かと量刑まで決定するものです。(ただし1審のみ)。


 裁判員候補は、選挙人名簿から無作為で約千人に一人の割合で選出され、目黒区では、854人を抽出し、送付することになっています。



 裁判官、弁護士、国会議員など職務に付くことができず、また、
①70才以上、②学生③家族の介護、養育が必要④重要な仕事を抱え事業に著しい損害が出る
等の場合のみ辞退が認められるとされ、年末に名簿掲載を伝える通知と、こうした例にあたる人、
忙しくさけたい時期など記入して送り返すことができる調査票も同封されるとされています。


 裁判ごとに、候補者のなかから、選任されることになりますが、候補者は、毎年、選びなおされます。



2008.10/13