子どもの人権、自尊感 〜公立学校の魅力作りというけれど〜

 目黒区は、他区に先駆けて子ども条例を制定し、子どもの人権をふまえた環境作りを進めることになっています。


 しかし、教育基本法が改悪され、教育環境の民主主義が後退し、全国、東京の学力テスト実施の中で、
競争があおられやすい環境が生まれ、学校が息苦しくなっていないか心配です。


 夏休みが短縮、小学校から英語の時間、最長4泊の長期宿泊体験学習の計画など、
全体として負担が増し、子どもも先生も目一杯になってきていないでしょうか。


 中学校で目黒の地域の区立へ進まない子が4割という「公立離れ」に対し、「魅力作り」がうたわれていますが、
私立に負けない試験の強さが「魅力」として求められてるとすれば、歪んでいます。


最近の目黒の子どもへのアンケート調査によれば、自分のことが好きという子どもは(自尊感情)、
小学校5年で半分を切って43.8%、さらに中学校2年では20.8%となっています。


▲保育園の建設が決まった中町駐車場跡



2009.8/4