一般質問しました(9月8日)

戸沢二郎は9月8日次の中身で一般質問しました。



1 地域経済活性化と入札制度の改善について

 目黒区が発注する公共工事について、価格競争にすべて終わらせるのでなく、
 地域経済活性化、地域優良業者の育成、仕事、雇用の改善と結びついて、
 仕事の品質も保たれる方向への改善が望まれる。


(1) 公共工事における品質確保法をふまえ、目黒区は平成20年度から、
   市町村向け簡易型(特別簡易型)総合評価方式の試行に入った。


 ア 平成22年度までが試行期間とされているようだが、これまでの実績、
   評価すべき点とあげられたい。


 イ 評価基準の採用は、各自治体での対応が可能であるが、
   日野市や江戸川区などの例では、
   「積算労務単価の8割以下は禁止」
   「下請け契約の50%を地元業者にすること」等、
   「社会的評価の取り組み度」や
   「正社員総数のうち区内居住者・女性・55才以上の高齢者・障害者の人数」等
   「社会的要請画や総合評価制度」が取られている。
   こうした社会的観視点からの評価基準の改善が、求められるところと考えるがどうか。




(2) 目黒区の発注する80万円未満の小規模工事については、簡易な登録で受注できる、
   簡易業者登録が平成22年度より開始されている、評価するところである。


 ア 発注は、区の所管からのものとなるが、当然公開されるべきものと考えるがどうか。
   また、各所管からの工事内容・金額・件数などを集約して、
   定期的に公表されるべきものと考えるがどうか。


 イ 地方自治法施行行令では、発注金額の上限を130万円としているが、
   区の限度額も130万円まで、引き上げてゆけないのか。






2 清掃事業の諸問題について

 水銀を含んだゴミが持ち込まれ、4清掃工場が相次いで焼却炉停止に追い込まれたが、
 さまざまな問題が浮かび上がっている。



(1) 血圧計などが、可燃ゴミに持ち込まれた等の推測がなされているようであるが、
   その後、原因解明の為の絞り込みと対策はどこまで進んだか。


(2) サーマルリサイクルということで、プラスティックの可燃ゴミへの繰り入れ後、
   何でも燃やせるという分別意識の後退がみられることが背景として器危惧されるが、
   可燃不適物の混入の現状はどうか。


(3) とりわけ、廃プラスティックの資源化回収に取り組んでない隣接区でも、
   焼却炉停止に追い込まれたが、改めて資源化回収への統一を求めるか、
   目黒工場への持ち込みを制限するべきと考えるがどうか。


(4) ガスボンベ、スプレー缶などが可燃ゴミに入れられて火災事故などを起こす例は、
   年始年末以外にも生じていないか。
   安全上、別途収拾する体制を作るべきでないか。


(5) 目黒の清掃工場は、自区内処理の原則がかかげられるなか建設されたが、
   現在の消却量は、他区のゴミが多い。
   ゴミの減量が進んで、工場の建て替えの計画の中で、廃止、ないし減炉しての計画も示されるなか、
   目黒については300トン2炉のままという計画になっているというが、
   建設来の経緯からしても問題ではないか。


(6) 駐車場が確保されていないので、昼食待機時に、運転手が離れられず、
   基本的権利が奪われ、周辺住民も迷惑しているが、
   最低限の駐車場の確保は区の責任ではないか。





3 高齢者も住み続けられる為に


 高齢化が進む中で、安心して住み続けられる条件の確保が課題になっている。



(1) 建て替えで退去をせまられ、住まいを探しても、高齢で断られることが多く、問題になっている。
   高齢者可の住宅提供を誘導する施策、高齢者住宅の直接供給など課題になっているのではないか。


(2) 身体が不自由になっても住み続けられる条件としてのバリアフリー化が
   進まない面のあるとみられるがどうか。


(3) 区営住宅の居住者は高齢化しており、内部の改修が必要な家も多いと思われるが、可能か。




2010.9.26