地域経済活性化と入札制度の改善

目黒区が発注する公共工事について、

価格競争にすべて終わらせるのでなく、

地域経済活性化、地域優良業者の育成、

仕事、雇用の改善と結びつき、

品質も保てるよう改善が望まれます。


目黒区は、市町村向け簡易型と呼ばれる

総合評価方式の試行に入りました。

この評価基準を、社会的要請加味したものにしてゆくことが求められます。


また、目黒区が発注する80万円未満の小規模工事について、

簡易な登録で受注できる簡易業者登録が開始されています。



2010.10.20

不用な園芸土を回収〜好評でした

不用になった園芸土の処分に困りゴミに出してしまう人もいるなど問題になっていますが、

目黒区が、園芸土を回収し、区立公園でせんていした枝葉から作った堆肥と回収した園芸土を

混ぜて作った再生園芸土を配布したところ好評でした。


特定の日と場所を限ったものでしたが、今後さらに、機会を拡大してゆくことが求められています。


2010.10.20

水銀混入で清掃工場停止〜問われる分別の在り方

6月から7月にかけて、23区内の4清掃工場に、

水銀混入ゴミが持ち込まれ、操業停止に追い込まれました。

とりわけ、足立清掃工場では、触媒等の交換を迫られ、

2億8千万円かかることとなりました。

原因物質としては水銀を含む血圧計等が可燃ゴミに相次いで持ち込まれたとみられます。


背景として、サーマルリサイクルということで、

プラスティックゴミが可燃ゴミに区分けされ燃やされることになって、

分別の混乱が生じていることはないか、懸念されるところです。


また、目黒区をはじめとして過半数の区は、その後、

廃プラスティックを資源として回収して燃やさないことになりましたが、

このことを行ってない区では、より混乱しているのではとの懸念もあり、

改善が求められています。


なお、停止した4工場のなかに、

隣接した世田谷区千歳工場もあり、世田谷では、

資源分別を行わず、そうしたゴミが目黒の清掃工場にも持ち込まれます。


2010.10.20

保育園と幼稚園

近年、不況の影響もあり、働きながら子育てを望む女性が増え、

目黒区は新園建設、定員拡大などに取り組み、

待機ゼロがめざされつつあります。


一方で、区内に5つある公立幼稚園について、

不動、鳥森の2園を保育園に転じ、

残りは認定子ども園に移行するとの計画が決定され、

該当する地域を中心に、意見が出されてきました。


確かに保育需要は高く、また私立の幼稚園が多彩に存在する目黒ですが、

安易な機械的統一になっては混乱が生じます。


すでに世界の趨勢は、

高校が実質義務教育化してきましたが、

幼児教育も公教育として位置づけられる方向で、

公立の幼児教育がはたす役割が高くなるのは当然です。


2010.10.20

福祉・教育・環境・平和〜協働、連帯を育む目黒、福祉の街作りを〜

何年も前に亡くなっていたことが判明!

遺族の年金を不正受給!

〜こうしたショッキングなニュースが世間を騒がせました。


2010年4月現在、目黒区在住、100才以上の高齢者は179人おられ、

区は毎年30万の祝い金を届けながら、

近況の確認を行っいると報告されています。


しかし、事件に見られる問題は、地域の見守り、

連帯の輪が後退し、老後の福祉も不十分で、

安心して地域で暮らし続けられない人が多いという問題で、

目黒の課題でもあります。


政権交代したはずの国レベルの政策の前進も問われますが、

目黒の地域からも、協働、連帯を育む

福祉の街作りをすすめることが求められています。


2010.10.20

一般質問しました(9月8日)

戸沢二郎は9月8日次の中身で一般質問しました。



1 地域経済活性化と入札制度の改善について

 目黒区が発注する公共工事について、価格競争にすべて終わらせるのでなく、
 地域経済活性化、地域優良業者の育成、仕事、雇用の改善と結びついて、
 仕事の品質も保たれる方向への改善が望まれる。


(1) 公共工事における品質確保法をふまえ、目黒区は平成20年度から、
   市町村向け簡易型(特別簡易型)総合評価方式の試行に入った。


 ア 平成22年度までが試行期間とされているようだが、これまでの実績、
   評価すべき点とあげられたい。


 イ 評価基準の採用は、各自治体での対応が可能であるが、
   日野市や江戸川区などの例では、
   「積算労務単価の8割以下は禁止」
   「下請け契約の50%を地元業者にすること」等、
   「社会的評価の取り組み度」や
   「正社員総数のうち区内居住者・女性・55才以上の高齢者・障害者の人数」等
   「社会的要請画や総合評価制度」が取られている。
   こうした社会的観視点からの評価基準の改善が、求められるところと考えるがどうか。




(2) 目黒区の発注する80万円未満の小規模工事については、簡易な登録で受注できる、
   簡易業者登録が平成22年度より開始されている、評価するところである。


 ア 発注は、区の所管からのものとなるが、当然公開されるべきものと考えるがどうか。
   また、各所管からの工事内容・金額・件数などを集約して、
   定期的に公表されるべきものと考えるがどうか。


 イ 地方自治法施行行令では、発注金額の上限を130万円としているが、
   区の限度額も130万円まで、引き上げてゆけないのか。






2 清掃事業の諸問題について

 水銀を含んだゴミが持ち込まれ、4清掃工場が相次いで焼却炉停止に追い込まれたが、
 さまざまな問題が浮かび上がっている。



(1) 血圧計などが、可燃ゴミに持ち込まれた等の推測がなされているようであるが、
   その後、原因解明の為の絞り込みと対策はどこまで進んだか。


(2) サーマルリサイクルということで、プラスティックの可燃ゴミへの繰り入れ後、
   何でも燃やせるという分別意識の後退がみられることが背景として器危惧されるが、
   可燃不適物の混入の現状はどうか。


(3) とりわけ、廃プラスティックの資源化回収に取り組んでない隣接区でも、
   焼却炉停止に追い込まれたが、改めて資源化回収への統一を求めるか、
   目黒工場への持ち込みを制限するべきと考えるがどうか。


(4) ガスボンベ、スプレー缶などが可燃ゴミに入れられて火災事故などを起こす例は、
   年始年末以外にも生じていないか。
   安全上、別途収拾する体制を作るべきでないか。


(5) 目黒の清掃工場は、自区内処理の原則がかかげられるなか建設されたが、
   現在の消却量は、他区のゴミが多い。
   ゴミの減量が進んで、工場の建て替えの計画の中で、廃止、ないし減炉しての計画も示されるなか、
   目黒については300トン2炉のままという計画になっているというが、
   建設来の経緯からしても問題ではないか。


(6) 駐車場が確保されていないので、昼食待機時に、運転手が離れられず、
   基本的権利が奪われ、周辺住民も迷惑しているが、
   最低限の駐車場の確保は区の責任ではないか。





3 高齢者も住み続けられる為に


 高齢化が進む中で、安心して住み続けられる条件の確保が課題になっている。



(1) 建て替えで退去をせまられ、住まいを探しても、高齢で断られることが多く、問題になっている。
   高齢者可の住宅提供を誘導する施策、高齢者住宅の直接供給など課題になっているのではないか。


(2) 身体が不自由になっても住み続けられる条件としてのバリアフリー化が
   進まない面のあるとみられるがどうか。


(3) 区営住宅の居住者は高齢化しており、内部の改修が必要な家も多いと思われるが、可能か。




2010.9.26