とんでもない置き土産 〜教育基本法改悪、全国学力テスト〜

 安倍内閣が早々瓦解したといっても、その短い存続期間に、教育の荒廃原因を広く検討すること抜きに、
教育基本法を強引に改悪し、教育統制を強めたことが、教育現場をさらに抑圧的な状態に追いやっています。


 全国学力テストが復活し、東京でも学力テスト、目黒としての学力テストと、授業時間が足りないなどと
いいながら、子どもはテストのふるいに掛けられ続けています。


 全国学力テストでは、受験産業サイドに採点を下請けし、採点基準が不明な中で混乱をきたし、
東京の学力テストでは、序列化が進む中で、下位に低迷したといわれる区で、事前指導が行われ、
結果の低い学校の予算を削るなどの挙に出て、障害児をテストから外すという事態まで生まれました。


 目黒区では、序列化目標になるような公表は控えて、学習指導の参考にすることに徹するとされていますが、
序列化、学校選択の指標にされる事態を作ってはなりません。


 目黒では、学習指導員制度の拡充、小学校一年学級補助教員の派遣など、肌理の細かい教育活動の向上も進められており、
こうした実質のある教育条件の前進を実現していくことが問われています。



▲目黒区の塩見臨海学園視察



2007.9/30