子どもフォーラム開催、低い子どもの自尊感情、尊厳を取り戻すために

さる12月14日、目黒区の小学校、中学校の代表が集まり、
いじめのない学校をめざして話し合う子どもフォーラムが開催され、
分散会にわかれ、実情と課題を出しあい、その成果を学校に持ち帰って、広めてゆくことになりました。



ところで、目黒区が行った意識調査でも、自分のことが好きと思わない、自尊感情の乏しい子どもが多く、
中学校から進むにつれ、さらにその割合が増えています。

こうした自己肯定感の乏しい子どもが増えれば、子どもの世界が陰湿な側面をもつ土壌にもなり、
いじめもはびこりかねません。



最近出版された児童精神科医、古荘純一氏の「日本の子どもの自尊感情はなぜ低いのか」という本によれば、
目黒の子どもの意識状況は、日本全体の傾向にもつながり、諸外国の子どもに比べ、
子どもの自尊感情は驚くほど低いと、諸データに基づいて指摘されています。



文部科学省が、旧政権下で、全国学力テストを復活させ、
点数競争を煽り、子どもの力を付けようとしてきた「改革」は空回りし、
やる気を無くす子どもが増え、子どもの格差が拡大してきました。

このたび全国学力テストは仕分けで、抽出調査で充分となりました。




あるがままの子どもの存在を認め、きめ細かい態勢で、
子どもに学ぶ楽しさを与えられる教育環境を作り、
自分の存在が認められる子どもの居場所作りを
支援してゆくことが課題になっています。



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2010.1/29