福祉、子育て支援重視の2007年度予算とこれからの目黒

 この3月議会で確定された、目黒区2007年度予算は、一定期間の景気回復にともなう税収の増、
都区合意に基づいて、交付される交付金が、52%から55%にアップされ、
かつ交付金の財源である市町村民税法人分の増もあって、歳入は、前年度比3.1%、11億円余増となりました。


 一般会計予算は、896億円で、前年比4.7%、48億円余の増となりました。


 しかし、積み立て基金残高が低く、起債残高が相対的に高い財政構造の一定の脆弱さが残っており、
堅実、計画的な予算編成が求められ、手堅い予算が組まれました。


 そうした中でも、小学生だけでなく、中学生でも、入院費だけでなく、通院費まで無料化、学習指導の拡充、
東が丘障害福祉施設の開設など、福祉や、子育て支援には、重点的な配分がなされ、
これからの目黒の街作りを応援しようという姿勢が見られることは、評価できるところです。


 今後、計上はされたが、具体的な施策として吟味していくべきものや、検討にとどまっているものなど、
さらに区民参加で、福祉の目黒の街作りが進むことをめざして、協同の歩みが求められています。



▲障害者の就労支援〜NPO法人フードコミュニティー目黒〜も立ち上がりました。



2007.4/13